2007年 10月 17日 ( 2 )

憲法第99条違反

マスゾエといいナカタニといい、国会議員としての品性を疑う暴言が多い昨今だが、今度は自民党の中山太郎衆院議員がトンデモ発言である。
以下、毎日新聞(2007/10/17 18:17)より。

 中山太郎元外相は17日、国会内で講演し、野党の反対で衆参両院の憲法審査会が開かれない状態について「法律(国民投票法)通りに施行するのが立法府の役割だが違法行為が行われている」と野党の対応を批判した。
 同審査会は国民投票法に基づき8月の臨時国会で衆参両院に設置されたが、野党の反対で委員定数や議事手続きなどを定める「憲法審査会規程」が制定されず、開けない状態が続いている。
中山氏は長らく自民党の憲法調査会長を務め、改憲論をリードしている人物である。
彼は、安倍政権が強行採決して成立させた憲法改定のための国民投票法により、国会に設置された憲法審査会が、現在開かれていない状況を「違法行為」だと言うのである。

この発言に対して、私は次のように返答する。
国民投票法と憲法審査会は日本国憲法第99条違反である

憲法第99条は次の通り。

天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護し尊重する義務を負う。
国会議員である中山氏は当然、この条項に従い憲法を擁護し、尊重する義務がある。しかし、実際は擁護も尊重もせず、憲法の改定を主張している。
国民投票法は十分な審議もなく、安倍政権が強行採決によって成立させた違憲立法である。それに基づいて設定された憲法審査会も存在自体が違憲である。野党が開会を阻止するのはむしろ当然の行動である。
しかも、先の参院選では安倍政権の「改憲路線」が否定されたのである。
憲法審査会を開くどころか、国民投票法の廃止こそ必要なのだ。

国会議員がこうも憲法をないがしろにし、憲法が権力の行使を制限するためのものであることを無視しているのは、立憲主義と主権在民の否定である。
中山発言を決して許すことはできない。
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by mahounofuefuki | 2007-10-17 21:51

さらば、ファミコン

任天堂が「ファミコン」などのゲーム機の修理受付を今月いっぱいで終了するという。
以下、毎日新聞のまんたんウェブ(2007/10/17)より。

 任天堂は10月31日、「ファミコン」の名で親しまれた「ファミリーコンピュータ」などの家庭用ゲーム機の修理サービスを終了する。部品調達が困難になったため。
 対象は、「スーパーファミコン」「ニンテンドウ64」の家庭用ゲーム機、「ゲームボーイライト」「ゲームボーイポケット」の携帯ゲーム機、ファミコンの付属機器「ディスクシステム」の計6種類。ファミコンなどは03年に生産自体を中止した後も、部品を確保して修理を受け付けていたが、いずれも部品調達が難しくなったという。同社は83年の発売からゲーム機の修理サービスを20年以上受け付けてきた。
何よりも驚いたのは、4年前までファミコンを生産していたということと、現在までサポートが続いていたということである(IT業界は見習ってほしい)。
ファミコンの発売開始は1983年だから、20年間も生産を続けていたことになる。私はまったく知らなかった。

ファミコンは日本で最初の「国民的」ゲーム機である。一家に1台というくらい普及し、子どものライフスタイルを大きく変えた。つまり、子どもの遊びの「インドア化」と「個別化」である。屋外で遊ぶ必要がなくなり、しかも1人で遊ぶことが可能になったのである。
その結果、社会性が身に付かなくなったり、体力が低下したり、感受性が鈍くなったり、ほかにも問題も多かったが、一方で、今日のIT時代を担う前提条件を作り出したことを忘れてはいけない。良し悪しに関わらず、ファミコンが今日の社会に与えた影響は非常に大きい。

ファミコンはちょうど私が小学校に入学した年に発売されたので、まさにリアルタイムで実際のユーザーとして家庭用ゲーム機の変化を体験できた。私たちの世代は一般に「ファミコン」→「スーパーファミコン」→「プレイステーション」→携帯ゲームという変遷を経験しているが、この20年あまりのゲーム機の「進化」を考えると、現在は本当に隔世の感がある。
最近のゲームは映像こそ綺麗になったが、面白くなくなったという声もよく聞く。ファミコンのソフトのシンプルさはもっと見直されるべきなのだろう。

さらば、ファミコン。
ちなみにファミコンソフトのマイベストは「ドラゴンクエストⅢ」でした(ありがち)。
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by mahounofuefuki | 2007-10-17 20:33