2007年 09月 10日 ( 2 )

薬害C型肝炎

薬害C型肝炎訴訟の原告団が、全面解決を求めて、厚生労働省前で座り込みの抗議行動をしている。
原告団は今年3月にも、和解を拒否した厚労省に抗議して座り込みを行い、要望書を政府に受け取らせた。6月には首相官邸前で示威行動を行い、当時の塩崎内閣官房長官との会談も行われた。
しかし、政府の姿勢は全く変わらず、依然として具体的な救済措置を行わないため、今回の再行動となった。

薬害C型肝炎は、出産時の止血剤として用いられた血液製剤に、C型肝炎ウィルスが混入していたため引き起こされた病気である。
医療行為によって知らずに感染させられた患者の苦衷は察して余りある。
2002年以降、東京・大阪・福岡・名古屋・仙台各地裁で、相次いで被害者が血液製剤を製造した製薬会社と、認可した国を提訴した。仙台地裁を除く4裁判所は、いずれも国と製薬会社の責任を認め、賠償を命ずる判決を下した。

先の内閣改造で、鳴り物入りで入閣した舛添要一厚労大臣は、今やマスメディアの力で大衆の人気も高いが、果たしてどう出るか。
彼が薬害HIV訴訟の時の菅直人氏や、ハンセン病訴訟の時の坂口力氏のような決断ができるか、舛添氏の「本当の力量」はこの問題で明らかになるだろう。

薬害C型肝炎の詳細については、以下を参照。
薬害肝炎訴訟全国弁護団
血液凝固異常についての私的ページ
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by mahounofuefuki | 2007-09-10 16:25

残したパンを持ち帰らない子ども

学校を卒業して大人になってしまうと、学校教育に関係した職業に就いているか、学齢期の子どもでもいない限り、最近の学校内の事情などわからない。
最近の子どもは、残した給食のパンを持って帰らないのが普通だという。
全然知らなかった。私たちの世代には考えられないことだ。

「衛生上よろしくない」という理由が不可解だ。
学校給食のパンは当日製造である。常温で保管していても、数日以内なら問題なく食べられる。こう言っては何だが、偽装表示が横行し、添加物だらけの市販の製品よりは、よっぽど信用できる。まったくもったいない話だ。

おそらく次のような経過をたどっているのではないか。
高級なパンしか食べない富裕層の子どもが、給食のパンなど食べられないと残す。帰宅しても食べないのだから持って帰らない。もしかすると親は庶民の食べる安物など「衛生上よろしくない」と言っているかもしれない。教室内でステータスの高い子どもがパンを持って帰らないことで、「パンを持って帰らない」という行為そのものが「イケてる」行為となる。それが「パンを持って帰る」ことが恰好の悪いものとなり、さらには「汚い」ものになったのではないか(卑屈者の考えすぎかもしれないが)。

学校側が保護者からの訴訟を恐れているのも情けない。
正しいことは堂々と主張するべきなのだ。委縮すればするほど、学校や教員を、バッシングしても反撃できない「公認の敵」とみなす大衆がつけあがるだけだ。
実際に訴訟を起こせるのは、一般にカネのある階層だけなのだから、ここでも富裕層の傲慢が影を落としているのがわかる。

余ったパンを処分せず、私に分けてほしいくらいだ。
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by mahounofuefuki | 2007-09-10 16:12