2007年 09月 07日 ( 1 )

メディアが映す皇室の姿

秋篠宮家の悠仁親王が、6日、満1歳の誕生日を迎えた。
日本では依然として皇室に対するタブーが続いており、言論の自由はまったくない。ゆえにメディアの皇室報道は翼賛一色なのだが、それでも最近の報道はある種の傾向がある。
悠仁親王の誕生以来、秋篠宮夫妻のメディアへの露出が増え、その評価もウナギ登りであるのに対し、皇太子一家に関する報道は、雅子妃の病気についてがもっぱらで、それ以外も「皇太子の孤立」やら愛子内親王の「教育問題」やら、なんとなく「暗い」話が多い。雅子妃に対する内外からのバッシングも続いている。

メディアが伝える2人の妃の姿は対照的である。
皇室典範改定による「万世一系」の危機を救い、公務と育児を両立する秋篠宮妃。
男子も産めず、病気で公務も滞りがちな皇太子妃。
こういうステロタイプが、最近の報道では確立しつつあるような気がする。
まさに俗な言い方をすれば、秋篠宮=「勝ち組」、皇太子=「負け組」という姿である。

国会で絶対安定多数を得て盤石だった小泉政権をして、皇室典範の改定に頓挫した以上、当面は典範改定の動きはなく、今後もしばらく現行法が継続するだろう。このまま行けば、将来皇位は皇太子から秋篠宮家に移る。
その時までには、単なるゴシップや「男か女か」という本質からずれた話ではなく、天皇と主権在民原則、あるいは立憲主義との関係はどうあるべきなのか、天皇制・皇室制度の賛否を含めて、真剣な議論ができる環境をつくりたいものだ。
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by mahounofuefuki | 2007-09-07 08:24