2007年 09月 06日 ( 2 )

スキーバス事故と「規制緩和」の罪

2月に起きた大阪・吹田のスキーツアーのバス事故で、運転手に対する1審判決が下された。
懲役2年6か月だが、4年の執行猶予がついた。執行猶予は当然である。

この運転手は、大型免許を取得して日が浅く、その上連日連夜の過重勤務、さらにツアー自体が無理な日程で、居眠り運転をしてしまった。業務上過失致死に問われたのは、法律上やむをえないが、むしろ責任はこの運転手に過労を強いたバス会社にあるだけに、本当にやりきれない。
しかも、死亡したのは、ガイドとして同乗していた彼の16歳の実弟だった。身内を使うことで、コストダウンを図ったのは明白だろう。運転手の心中を察するに、いたたまれない。

バス会社がこんな無理をしたのも、「規制緩和」による値下げ競争が原因だ。
最近のバスツアーは驚くほど安い。利用者は安ければ安いほど良いと錯覚しがちだが、その分安全性が低下しているのだ。そして労働者は過労と低賃金に喘いでいるのである。
事故の真の責任は、業者に競争を強いる政府と、政府に市場原理主義政策を採らせる巨大企業や富裕層と、何の疑いも持たずに安さを求める利用者にある。彼らの無責任でエゴイスティックな姿勢が少年を殺したのだ。
しかも、この事故があった後も、状況はまったく改善されていない。「規制緩和」政策は続き、企業も消費者も反省していない。

検察側、被告側双方とも、判決を受け入れるのか、控訴するのか、今のところ不明だが、この運転手には何としても社会復帰してほしい。社会も彼を受け入れてほしい。
もう2度とこんなことは起きてほしくない。
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by mahounofuefuki | 2007-09-06 20:15

夢のマツタケ!?

前々から疑問に思っているのだが、マツタケとはそんなに高い値がつくほど「うまい」ものなのだろうか?
「本当にうまいマツタケを食べたことがないからだ」と言われれば、それまでだが、私には他のキノコと比較を絶するほどの「特別なキノコ」とは思えないのである。
実のところ私たちは、〈高価=美味しい〉という思考をインプットされてしまっているのではないか。一度、その等式が成立すると、需要が高くなり、ますます価格が上昇する、そしてまた高価だから「美味しい」と錯覚する、という循環にはまっているのではないか。そんな気がするのである。

ところで、ここでも中国産はイメージが悪くなっているようだ。中国の衛生管理や品質管理が杜撰なのは事実だろうが、今になって急に中国産品の危険性を、それも特にアメリカのメディアが大々的に報道しだしたのは、非常に不自然である。
おそらく中国産のシェア拡大を危惧する、競合する他国(日本を含む)の企業が、情報操作の背後にいるのだろう。報道が企業間や国家間の市場における熾烈な競争に煽られた形だ。
中国産は危険だが、カナダ産は安全、というわけでもあるまい。食の安全に対する疑念は、日本のミートホープ事件やアメリカ産牛肉のBSE問題を挙げるまでもなく、万国共通だからである。どこの国の産物であっても、消費者は注意を払わなければならない。

私の場合、根っからの貧乏根性のためか、「マツタケ1本買うより、その分でシイタケをたくさん買った方が得だな」などと考えてしまう。いずれにせよ、「難民世代」の私には、おかげで安くなった中国産マツタケまでしか手が届かないのだが(笑)。
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by mahounofuefuki | 2007-09-06 10:34