2007年 08月 31日 ( 3 )

ウィキペディアは使えない

前の記事で、ウィキペディアは使えないという話をしていたら、なんてタイムリー(笑)。
まあ、これは氷山の一角だろう。
セコイ、としか言いようがない。

ウィキペディアは基本方針として、「中立」「検証可能」を謳っているが、物事に「中立」などないし(それは単なる「日和見」である)、「検証」とは検証能力のある人間がいなければできない。匿名であるがゆえに、どんな優れた学者でも、まったくの素人と同じ権利しか持たないウィキペディアのシステムでは、どうやっても正常化は無理である。

改めて言おう。ウィキペディアは使えない。
労を惜しまず、本物の百科事典を使うように。
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by mahounofuefuki | 2007-08-31 23:08

『知恵蔵』休刊

部数減で休刊や大幅衣替え 知恵蔵とイミダス(47NEWS)

『知恵蔵』がついに休刊し、『イミダス』も衣替えになるという。
インターネットの普及で、消えるのは時間の問題と思ってはいたが、いざ本当に消えるとなると寂しい。私が学生だった頃は、『イミダス』『知恵蔵』に『現代用語の基礎知識』を加えた3点セットは、ある意味必携アイテムだったからだ。特に流行に疎い私には、最新のトレンドを知る上で重宝したものだ。社会科学関係の用語を調べるのにもよく使った。

ネットは確かに便利である。一瞬で検索できる利便性に慣れてしまうと、分厚い本をページを捲って調べる労がばかばかしくなる。
しかし、ネットは便利ではあるが、誰でも情報を発信できるだけに、受け手には膨大な情報を選別する能力が問われる。ウソや捏造も多い。
ウィキペディアで、自分の専攻分野の項目を読んで、たまげたことがある。あまりにも初歩的なミスや思い込みが多く、専門家なら絶対に書かないような内容だったからだ。
故に私は今も、特に学術関係で調べものがある時は、図書館へ出向き、専門の事典や研究書にあたることにしているが、何も知らず誤った情報を信じている人がいると考えると、背筋が凍る思いだ。

これを機に、いまいちど出版文化とネット文化の両立について、考える時ではないだろうか?
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by mahounofuefuki | 2007-08-31 17:15

臆病者の「自己責任」論

アフガニスタンでタリバンに拘束されていた韓国人人質が、ようやく全員解放された。
すでに2人の人質が殺害され、事態は長期化していただけに、ひとまず安堵した。

今回の解決は韓国政府の粘り強い交渉が功を奏した。
イラクで日本人が拘束された時、現地の宗教指導者に丸投げし、あまつさえ人質への中傷を繰り返した(香田証生さんの時に至っては見殺しにした)日本政府とは大きな相違である。
今回、韓国側は(少なくとも表向きは)最小限の譲歩で解放を勝ち得た。外交における交渉力の重要性を改めて認識させられた。

ところで、日本のイラク拘束事件の時、日本政府は人質の「自己責任」論を喧伝し、大衆もそれに乗って、人質への攻撃を加えるという事態になったが、韓国でも事情は同じらしい。
東亜日報(08/31/08:01)によれば、韓国の大統領報道官は「関係当事者たちが責任を取るべきことがあれば取るべき」と述べ、政府が使った費用の賠償請求を示唆したという。
世論も人質の「自己責任」を問う声がネットを中心に高まっているという報道もある。

志を持って社会活動をしている人々への心ない中傷は、そうした活動をやる勇気のない臆病者たちの小心さの裏返しである。
臆病者は、自分ができないことに汗を流す姿を見せられることで、自分の情けなさに否応なく気付かされる。それならそれで、沈黙していればよいのだが、「情けない自分」を認めたくない人々は、開き直って志のある人々を攻撃する。
日本だけの現象かと思っていたが、韓国でも類似の事態が起きているというのは悲しい。

今回の拘束事件ではっきりしたのは、アフガニスタンは無政府状態に逆戻りしたということだ。
その責任は言うまでもなく、アメリカ政府にある。アメリカが起こした戦争は、アフガンに安定を取り戻すどころか、ますます混迷と混乱を深めさせた。
アフガンの人々の苦境に同情を禁じ得ない。
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by mahounofuefuki | 2007-08-31 11:30