フリーター全般労働組合が「生きのびるための労働法」手帳を配布している。
以下、同組合のホームページより。 手帳つくりました。内容は「労働組合ってなに?」/解雇(いきなりクビにはできない)/休暇(給料をもらって休める有給休暇)/給与(残業・深夜・休日労働には割り増しがある)/労災(仕事中にケガをしたら労災で補償される)/社会保険(社会保険に入るとこんなにおトク)等々。働いて生きのびるために必要な情報を文庫本サイズに凝縮した手帳です。必要な方に無料で差し上げます。(後略)A5サイズのPDFでも公開しているので、そのままプリントアウトして使える。 フリーター全般労働組合の「生きのびるための労働法」手帳*PDF 見れば一目瞭然だが、労働者の基本的な権利をわかりやすく説明しており、非常に便利である(「フリーター」だけでなく、正社員でも使える)。 私たちの世代は一般にとかく労働法に関し無知である。特に非正規雇用だと、まったく権利がないと思い込まされている。解雇されても、労災を受けられなくとも、残業代が支払われなくとも、ピンハネされても、ただ「そういうものなんだ」と考えて泣き寝入りする人々が非常に多い。 それ以上に問題なのは、たとえ権利を知っても、実際に行使する勇気をもてないことにある。「弱肉強食」社会を変えることのできないものとして受け入れ、何事にもあきらめてしまっている人々にとって、企業に異を唱えることは、かえって自分の立場を悪くするものとしか映らない。また実際に今や経営者は「やくざ」とほとんど変わらないので、暴力的脅迫を受けることも日常茶飯事である。 この「生きのびるための労働法」手帳は、そうした実情にも配慮している。 たとえば「解雇」の項では「いくら法律や判例に照らして問題があると主張しても、雇い主が受け入れないことがよくあります。そのような困難に直面した場合には労働組合に加入して、一緒に交渉することをお勧めします」と、1人でも加入できるフリーター全般労組ならではの忠告をしているし、労災の項では「よく会社が労災を認めないなどと言われますが、労災かどうかは労働基準監督署が決めるもので、会社が決めることではありません。ですから、会社を通さずに、本人が直接申請を行えばよいのです」と会社側との摩擦を極度に恐れる人々に配慮している。労働時間の記録ページがあるのも残業時間の算定の証拠として有効である。 ところで、日本最大の労働団体である連合は、組織率が過去最低を更新したそうだが(朝日新聞 2007/12/04 19:29)、公務員や大企業の正社員の既得権益の維持ばかり追求して、時には経営側と一体化してリストラを進めているようだから、労働者に見放されるのである。 少しはフリーター全般労働組合を見習って、本当に役に立ついきとどいた活動をしてほしいものだ。 いずれにせよ、この「いきのびるための労働法」手帳はかなりすぐれものなので少しでも広めたい。 《追記 2007/12/20》 朝日新聞が紹介して以来、「生きのびるための労働法」手帳が広がっているようで、うれしい限り。 ちなみに一時期、検索サイトで「生きのびるための労働法」で検索すると、なぜかフリーター全般労働組合のサイトよりも当ブログが上位に表示され、非常に恐縮していた(今は正常になったようだ)。せっかくなので、同労組のホームページかブログからダウンロードしてください。下記の関連リンクからいけます。 【関連記事】 相変わらず多い残業代不払い 「反貧困たすけあいネットワーク」 【関連リンク】 フリーター全般労働組合 PDF版-Spiders'Nest::フリーター全般労働組合
by mahounofuefuki
| 2007-12-05 23:09
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