ZAWA talkさんが、空気読み力テストというものを紹介していたので、早速やってみた。
結果は・・・ 空気読み力:18(Cクラス/重度KY(空気読めない))重度KY・・・ってどういうことやねん、と自分につっこんでしまうほどの散々な結果だった。 5項目あるうち、特に会話柔軟力(「必ずしも自分の本心とは異なっていても、相手に合わせたり、役割を演出することで柔軟に会話を運用することができる力」らしい)はゼロである。 自覚はしていたが、はっきりと「ゼロ」と言われると、さすがに不愉快だ。 ちなみに他の4項目を説明すると、空気支配力とは「自ら空気を作り出し、コントロールすることができる力」、人間洞察力とは「部分的な会話や表情から、他人の考えや感情を読み取る力」、文脈把握力とは「ある社会、集団、会話などの場で形成されている「コンテキスト(文脈)」を把握する力」、TPO力とは「TPOをわきまえた言動ができる力」だそうだ。 「空気を読む」という言葉が、このところすっかり定着してしまった。 私は「空気を読む」の意味を「多数に迎合し、強者に屈従する」と解釈しているので、「空気を読める」ことは単なる奴隷根性であって、有害なものとさえ考えているのだが、「世間」では逆に「空気を読めない」者を「KY」などという差別語を作り出してまで排斥している。 教室の「空気を読んで」いじめに加担し、職場の「空気を読んで」会社の偽装表示に目をつむり、ブロガーの「空気を読んで」小沢一郎を擁護する。そういうことを繰り返すと、そのうち「空気を読んで」戦争を賛美し、「空気を読んで」弱肉強食社会に賛成し、「空気を読んで」スケープゴートを攻撃することになりかねない(もうなっている!?)。 現代社会は「空気を読めない」人にとって非常に生きにくい。 私も「空気を読めない」ために、人間関係でトラブルを起こしたり、孤立したり、いろいろなことで不利な扱いを受けた。しかし、それでも自分を偽るストレスは、「空気を読む」ストレスより辛く、改めることはできなかった。 「成長していない」「昔から変わらない」とよく言われるが、こればかりは仕方ない。 あらゆる「悪」は孤立を恐れることから生じるとは、たしか三木清の言葉だが、現代の日本の人々は孤立を恐れるあまり、「空気」という同調圧力に屈しているように思える。 「空気を読まない」ことが「空気」になれば良いのだが・・・。 【関連記事】 「空気を読む」ということ 【関連リンク】 ZAWA talk 空気読み力テスト
by mahounofuefuki
| 2007-11-12 14:03
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