三笠宮家の寛仁親王のインタヴューがアメリカの新聞「ニューヨークタイムズ」に掲載された。
A Font of Commentary Amid Japan’s Taciturn Royals (New York Times 2007/10/20) 寛仁親王は、若い頃には皇族からの離脱を望む発言をしたり、最近は自らのアルコール中毒をカミングアウトしたり、皇位継承の男系維持のために「側室制度」復活を堂々と主張するなど、何かと物議を醸してきた皇室の「トリックスター」であるが、今回も日本のメディアではありえない、あけすけな告白となっている。 すでに報道されているように、皇族は「ストレスの塊 (one big ball of stress)」と発言したり、相変わらず皇位の男系(父系)継承の維持を訴えたり、信子妃(麻生太郎の妹)との不仲を示唆するなど、言いたい放題である。 また、皇太子が雅子妃の「人格やキャリアを否定する動き」を非難した発言をした際には、皇太子へ詳しい説明を求める手紙を出したが、通り一遍の御礼の返書しかもらえなかったというエピソードは、日本国内のメディアでは絶対に引き出せないだろう。 特に聞き捨てならないのは次の一節である。 Compared with the other royals, the prince said with a smile, he was a “delinquent” youth who got into skirmishes with students at a nearby school run by North Koreans.彼は学習院時代、朝鮮学校の生徒と喧嘩するような「不良」だったというのである。 誇張してはいるのだろうが、それにしても民族・血統差別の源泉である天皇家のプリンスが、被差別民族である朝鮮系の人々と直接対峙していたというのは象徴的である。日本の新聞報道ではこの部分をスルーしているが、はっきりと伝えて欲しいものだ。 ほかにも、自分の身体には初代天皇「神武天皇」と同じY染色体がある(歴史学で「神武天皇」の実在はとっくに否定されているのだが)とか、血液型がB型だから新しいもの好きであるとか、トンデモ発言が目白押しである。 皇族の仕事は「朝起きて、朝食をとり、昼食をとり、夕食をとり、寝る」ことを365日繰り返すだけだという彼に、毎日失業の不安に怯え、ノルマを課せられ、上司に罵倒され、残業代も出ずに長時間労働を強いられる庶民の辛さなど決してわかるまい。 皇族のストレスなど、貧困や過労のストレスに比べればものの数ではない。
by mahounofuefuki
| 2007-10-22 14:41
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