どうもこのところ、社会保険庁の職員による年金保険料の横領・着服に関する報道が急に増えている。
マスメディアが国家の犯罪を暴くのは、主権者として本来歓迎すべきことであるが、ことが年金問題であるだけに、何か裏があるのではないかと、天の邪鬼な私は思っていた。 そうしたら、田中良太さんのホームページで、「年金情報の虚実」という記事に出会った。 長文だが重要な指摘なので一部引用する。 (前略)一九六二年の発足以来、職員による年金保険料や給付などの横領が判明したケースが五〇件あり、横領金額は一億四一九七万円だった。市区町村職員の国民年金保険料の横領は四九件、二億〇〇七七万円。合計九九件、三億四二四七万円に達したという数字だ。 言われてみればもっともである。 無駄使い5兆6000億円と、着服1億4000万円では、ケタがまったく違う。 合法か違法かの違いはあるが、年金保険料が本来の用途に使われなかったという点では両者は同じである。着服だけが問題になり、無駄遣いが問題にならないのは明らかにおかしい。 大きな犯罪を隠すために、小さな犯罪を意図的にリークする。権力の常とう手段だ。 現在のところ年金問題は、社会保険庁の民営化議論に矮小化している。 社会保険庁が、いつも私が言うところの「権力が用意した公認の敵」として、大衆の敵意を集めている。 果たして民営化で本当に解決するのか。この問題はまだ準備不足なので、別の機会に論じたいと思うが、今は横領・着服問題の報道は、厚生官僚による情報操作の可能性がある、とだけ指摘しておこう。
by mahounofuefuki
| 2007-09-11 01:05
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