最後の最後まで「坊や」だった

安倍晋三首相が突如辞意を表明した。
先の参院選で主権者の審判が下った以上、選挙後すみやかに内閣総辞職するべきだったのに、民意を無視して政権に居座り続けたあげく、国会を召集しておきながら、所信表明だけやって投げ出しとは、無責任極まりない。
憲政史上、類例のない暴挙であり、国会を軽視しているとしか思えない。
辞任の理由も、民主党の小沢一郎代表に会談を断られたから、と最後まで他人に責任転嫁するという傍若無人ぶりだ。自分の思い通りにならないから辞める、という姿勢は幼稚極まりなく、結局のところ、アベは最後の最後まで「坊や」であった

アベ失脚はもちろん嬉しい。
ただ、アベを突然の辞任に追い込んだ本当の引き金は何なのかを考えると、喜んでばかりもいられない。わずか2日前には国会で、あくまでも政権を継続することを強弁していたのが、なぜ突然辞めることになったのか。
アベは辞意表明の記者会見で、しきりに自衛隊によるインド洋での給油活動延長の必要性を強調していた。アベは数日前には給油の延長に「職を賭す」とまで言っていた。
つまり、アベの頭の中は給油問題でいっぱいだったのである。辞任を決断せざるをえなかったのは、もはや自分では給油継続法案を通すことが難しいと判断したからにほかならない。

しかし、それは自信過剰な「坊や」であるアベの判断ではないだろう。
ここで気になるのは、アメリカのシーファー駐日大使の動きである。
大使は今日午前、首相官邸を訪れ、与謝野馨内閣官房長官に対し、給油問題は「超党派的な問題であって、党派的な争いとならないことを希望」したという(時事通信)。要するにアメリカ政府は、自衛隊の給油継続のためには、与党と民主党の妥協が必要であると考えているのだ。

あえて忖度すれば、アメリカ政府は、アベでは民主党から妥協を引き出すのは難しいと判断したのではないか。もしかすると、昨日から今朝にかけて、アメリカ側からアベに「引導」を渡す何らかの動きがあったのかもしれない
アメリカに「見限られた」結果、アベは茫然自失し、かねてからのストレス(生まれた時からイエスマンに囲まれ甘やかされた「坊や」が、参院選後は自分の思い通りにならなくなったため)が加わって、「逃げ出した」というのが真相だろう。

いずれにせよ、今後、自民党は新総裁を選出し、新内閣が発足することになる。
ここまで政局を混乱させた以上、新内閣はすみやかに衆議院を解散し、主権者の審判を仰ぐべきである。野党は解散を目指して、あらゆる手を打ってほしい。
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by mahounofuefuki | 2007-09-12 15:39


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